社員のお天気ひろばコラム 2018年04月30日

犬と気象病

2018年4月30日

春となり、朝や夜は気温が低くなる日もあります。それだけではなく、大雨が突然降ったり、風が強い日があったり、そんな天候の変化が著しい今の時期、体調を崩す人も多いでしょう。この気象や気圧の変化によって症状が現れることを「気象病」といいます。実はこの気象病、犬にも影響してくるのです。

今回は、この気象病についてご紹介していきたいと思います。

気象病とは日々の天候や気圧の変化によって、症状が現れたり元々ある症状が悪化する疾患の総称のことをいいます。人間に現れる症状としては、肩こり、イライラ、めまい、頭痛、だるさ、食欲不振などです。

3月25日の天気図

さて、犬にはどのような影響を与えるのでしょうか。下記の疾患がある犬も気圧の変化によって症状が悪化する場合があります。

• 変形性関節症

• 股関節形成不全

•椎間板ヘルニア

•膝蓋骨脱臼

•脳腫瘍

•てんかん

•水頭症

•前庭疾患

関節系の疾患がある場合は、雨が降る前や梅雨の時期、低気圧の日などに痛みが増す可能性があります。持病がある犬も症状が悪化し、発作が出てしまうケースもあるそうです。
そうなる前に、飼い主である私たちが犬にしてあげられることがあります。

1.ゆっくり休ませる

症状の悪化などで具合が悪い犬には無理をさせず、ゆっくりと休息を与えてあげてください。静かな部屋で十分な休息を取れば少しずつ回復してくるはずです。

2.免疫力を上げる

人間でもいえることですが、体の免疫力を上げることで症状が和らいだり、出なくなる可能性もあります。普段からバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠を取るように愛犬の体調を整えてあげましょう。

3.様子や行動を記録する

気象病自体まだ研究され始めたばかりの病気ですので、知名度も低いようです。実際に動物病院を受診した時、獣医さんになるべく詳しく様子が伝わるように症状が出た日、症状の詳細、その日の天候などを記録しておくと良いかもしれません。

いかがでしたでしょうか。皆さんの中にも気圧の変化や天候の悪化などで体調を崩す方がいらっしゃるのではないでしょうか。

犬などの動物も同じように影響されることがあります。私も犬を飼っていますので、普段の生活からケアしてあげたいと思います。

コンサルタント本部 都市建築部

佐々木 奏穂

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