2017年7月7日

日本の夏

7月に入り、梅雨も明けいよいよ夏の暑さも本格的な時期がやってきました。今回の記事はこれまでの日本の最高気温に関する記録についてお伝えします。

気象庁によって観測された日本の最高気温の記録は、2013年8月12日に高知県四万十市江川崎で観測された41.0℃です。

夏の気象・気温に関して、暑さを表すために用いられる気象用語は、以下のような言葉があります。

・熱帯夜(最低気温が25℃以上)
・夏日 (最高気温が25℃以上)
・真夏日(最高気温が30℃以上)
・猛暑日(最高気温が35℃以上)

1990年以降、1日の中での最高気温が35℃以上の日が急増し、東京などの都市部では、そのような日が1970年代の約3倍となる事態に陥ったことから、2007年4月より最高気温が35℃以上の日に対して「猛暑日」と名付けられるようになりました。

しかしながら、定義された2007年は、日本付近は強い太平洋高気圧に覆われ、西日本を中心に各地で35℃以上を記録しました。日本の観測気温第2位である岐阜県多治見市でも2007年8月に40.9℃と記録されております。多治見市は暑い空気が溜まりやすい盆地にあることが原因となり、例年のように暑い地域として報道されています。

日本の最高気温の記録

日本の気温の歴史を振り返ると、年々最高気温の観測値は上がっており、それに伴い平均気温も上がることが予想されます。発汗作用による体の冷却が出来なくなり、人間が暑さに耐え難くなる気温が、約37℃と言われています。2007年に定義された「猛暑日」よりもさらに暑い日に関して名付けられる特別な気象の名前も、近い将来あるかもしれません。

コンサルタント本部 都市建築部

野口 浩希

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