2017年6月12日

愛知県の気候

愛知県は、太平洋岸気候区に入り、暖候期は高温・多雨、寒候期は小雨・乾燥する特徴があります。

尾張地方は、日本海まで比較的距離も短く、冬期は関ヶ原などの山あいを通る季節風による降雪がしばしばみられ、積雪となることもあります。

県の南側は、太平洋に面しているため、低気圧などの通過時には、南海上から暖かく湿った気流が入りやすく、梅雨期や台風が接近・通過する時には、南斜面を中心に大雨になることがあります。

東部地域と西部地域

愛知県の東部地域と西部地域は、地形その他の要因より気候が異なります。

愛知県沖は暖流であり、その影響を受けるために東部地域は一年を通して温暖な気候となっています。また、東部地域は夏場も風が通り抜けるという特徴があるために、こもりやすく抜けにくい西部地域に比べて涼しく、過ごしやすい気候となることが多いという特徴があります。

冬は、暖流のため、氷点下になることはめったになく、西部地域と比較すると、気温も若干高くなります。また、東部地域の積雪は1年に1度あるか、ないかといったところであり、西部地域よりも、明らかに少ないです。東部地域の中でも山間部では中央高地式気候の影響も多少みられ、年間を通して湿度が低めに安定しており年間降水量も少ないです。

コンサルタント本部 技術第3部

白井 健純

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